2015年春から 障害児日中一時預かりの事業をはじめました。
昨年末、さいたま市見沼区の同様な事業を行っていた施設が閉鎖され、近隣の利用者のためにも早く事業を始めたかったのですが、行政の認可が3月に
やっとおりて、その後徐々に利用者が来院しています。
医療のあり方が、ここ10年間変貌しているのを感じます。何でも入院 何でも施設入所といった、病気や障害を持った方々を病院・施設に集中するやり方
から、住み慣れた地域で家族・友人などに囲まれて生活を続けるやり方への転換です。
そのためには、医療・行政・福祉の緻密な連携が必要です。現状では3者の対応はまだまだ不十分です。しかし、国は財政的な面からもその方針を
採用しました。当院は、院長・スタッフともにその意義を理解し、そのための整備および近隣の医療・福祉のかたがたとの連携をはかりたいと考えています。
埼玉医科大の田村教授や神奈川の小林先生・栃木の高橋先生ら、すでにその方面のパイオニアからも教えをいただいています。
ここさいたま市でも、ささやかですがその道を拓いていきたいと考えています。
平成27年4月10日、記
南平野クリニック院長
医学博士 若杉直俊
医療法人 若杉会
(有)岩槻仲町介護相談所 取締役
介護支援専門員(ケアマネージャー)
一般社団法人 岩槻医師会理事